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2017/11/03 21:44

 

イタリアのトスカーナ地方には有名な老舗のタンナー(革製品の元になる革をなめして製造する工場)があります。
その中でも、ワルピエ社が作るブッテーロという革はオイル分を含みしっとりとした柔らかさと深い艶をもつ味わい深い革で日本でも人気です。同じくトスカーナにあるテンペスティ社が作るエルバマットという革もブッテーロに負けず、オイル分を多く含み、しっとりとした柔らかさを持っています。2つとも植物タンニンなめしで時間をかけて作られており自然の味わいがあります。
 この2つの革は刻印が深くはっきりと押せるのが一つの特徴ですが、当工房のちょっと突き出たシリーズには、突き出た部分に”顔”が刻印されており、これが際立つ素材としてぴったりなことから、今回は3種類を初めて制作しましたのでご紹介いたします。
 
 
まずは、顔は2種類あって表面にニコチャンマークのようなニコニコ顔、裏はションボリ顔ですが、この顔を見てほっこりして元気を出してほしいと思っております。
また、プレゼントとして三角コインケースとセットを作りましたが、三角コインケースにも顔が2つ刻印されており、こちらは裏も表もないので、ポケットやバッグから取り出した際に、ニコニコ顔がでるか、ションボリ顔が出るか、楽しんでいただければ嬉しいです。
 
ただいま、キーケースにはおしゃれなアンティークの飾り文字でイニシャル刻印サービスしていますので、大切な人へのプレゼントそして使ってほしいです。
 また実際にお使いになる際には、顔を見るたびにほっこりしたり、顔をなでてみたりしてほしいです。
そうそう、この革のもう一つの特徴は、エイジング(経年変化)です。革を育てる、などと言う場合もありますが、オイル分を多く含むため、使ううちに色はだんだん濃く深くなっていき、艶も出てきます。小キズがついても指でこすっておくとだいたいはきえてしまいますが、長年使うことの喜びを味わえる作品でもあります。
 
 
そんな素敵な革を使ったキーケースと三角コインケースはシンプルな作りなので丈夫ですが、スイスの金具を使ったキーケース、三角コインケースのどちらも修理は無料です。是非この機会に刻印とエイジングをお試しください。